ご挨拶
歯周病でも比較的軽い歯周病であれば、歯や歯の周りを清潔に保つ治療を続けることで治すことができます。しかし、炎症が歯肉の奥まで進行し、歯周組織の破壊がひどい場合には、歯周組織を回復させるための手術(歯周外科手術)が必要になります。
ご挨拶
GTR法

GTR(guided tissue regeneration)は歯周外科後、メンブレンを挿入することにより歯周病の炎症により破壊されたセメント質などの硬組織を新生させ、喪失した付着の回復はかる歯科の治療法である。=にイエテボリ大学)のスティーレ・ニーマンらによってGTR法の成功が初めて報告された治療法です。歯周組織再生誘導法または組織再生誘導法ともいう。

GTR法は、どの歯科医院、病院でも受けられる医療ではなく、しっかり学会、研修会や実臨床でトレーニングを積んだ歯科医院で治療することをお勧めします。
エムドゲイン

エムドゲイン(EmdogainR)はにより開発されたエナメルマトリックスデリバティブを主成分とする歯周組織再生誘導材料。スウェーデンのカロリンスカ研究所で、ビオラ社の創立者のDr.Hammarstromらにより開発された治療法です。

歯周病における従来型の治療は歯石、壊死セメント質などの炎症を惹起させる原因物質を除去し、を促すものだったが、すでに破壊された歯周組織の再生は難しかったですが、エムドゲインは歯周外科の治療後に塗布することにより、破壊されたセメント質などの再生をはかるものです。
術前
深い歯周ポケット、セメント質と歯根膜、歯槽骨の欠損
1:局所麻酔 2:切開
     

3:軟部組織の剥離

4:歯根面の徹底清掃
(肉芽組織の除去、スケーリング、ルートプレーニングなど)
5:必要に応じてエッチング処理
(リン酸、クエン酸など)
     
6:清掃した歯根面へのエムドゲインゲル溶液の塗布 7:縫合 術後
クリニカルアタッチメントと新生骨の獲得

歯周病が重度に進行し歯を失う、もしくは、抜歯を宣告された場合でも、諦める必要はありません。ここで諦めてしまえば、歯周病の浸蝕は速いもので、その他の歯を蝕み最終的には全部の歯を侵蝕し、すべての歯を失うケースもあるのは事実です。失った自分の歯をもう一度、取り戻すことは不可能ですが、これ以上悪くならない努力がもっとも大切です。


歯を失った場合に適した治療

・歯牙移植
歯牙移植は、親知らずなどの不要の歯を失った部分に移植するという治療法です。ただし、すべての歯に移植が可能でなく、条件に合った歯が必要になります。

・インプラント治療
インプラント治療は歯周病などで失った歯の顎骨にチタン製のインプラントを埋め込み、その上に被せ物を固定する治療です。重度の歯周病で歯を失った患者様には、GTR法やエムドゲインなどの歯周組織の再生療法と併用して、インプラント治療を施すケースが多いです。

※歯周病とインプラント治療に関して詳しくはこちら